こんなことを書いてます
【必読】環境デューデリジェンス(環境DD)の実務の必要性 – 環境DDの基礎編 –
GoogleやYahooでの検索ワードが「環境デューデリジェンス」、「環境デューデリ」、「環境DD」、「M&Aの環境調査」、「EDD」、「海外M&A環境」及び「Environmental Due Diligence」。
私の勝手な想像ですが、おそらくあなたは上記のワードを検索して、このサイトへ訪問されていると思います。
正解です! 的確な検索結果です。
なぜなら、このサイトは日本で唯一の環境デューデリジェンスの基礎が学べる専門サイトだからです。
基本的に本専門サイト内の記事は環境デューデリジェンスに関連する内容になっており、あなたの普段の業務や転職などを含むキャリアアップ、土壌又は地下水汚染問題の基礎勉強などに役立ちます。
ただし、お時間を少々頂きますがまずは以下の記事を読んでから、この記事を読み進めてください。
なぜ、この記事を読む前に上記の記事を必読するべきなのか?
何事にも順序があるからです。
階段も3段飛ばしでは上れません。一段、一段上ることが重要です。
環境デューデリジェンスは意外と奥が深い業務です。
小手先の知識や技術ではいずれ、ボロが出てしまいます。
私の経験上、環境DDの①知識を得て、②考えて、③試してみて、④失敗して、⑤また知識を得ての繰り返しが丁度良い感じです。
なので、是非、この記事がこの専門サイトの初めての訪問である読者の方は、【必読】環境デューデリジェンス(環境DD)とは何か? – 環境DDの概要 – を読んでみてください。
フェーズ 1 環境サイトアセスメント調査とフェーズ 2 環境サイトアセスメント調査
さて、ここからがこの記事の本題です。
前回の環境DDの概要編より環境デューデリジェンスの実務に踏み込んだことを書いていきます。
土壌汚染問題を対象とした環境デューデリジェンスの実務には、大きく2種類の調査があります。
フェーズ 1 環境サイトアセスメント調査とフェーズ 2 環境サイトアセスメント調査です。
🔹 フェーズ1環境サイトアセスメント調査は土壌汚染対策法の地歴調査です。
🔹 フェーズ2環境サイトアセスメント調査は土壌汚染対策法の土壌汚染状況調査(土壌採取及び分析調査)です。
一般的な環境デューデリジェンスは、M&A取引に著しいインパクトを与える可能性がある土壌や地下水汚染問題を対象とするので、これらの調査が環境デューデリジェンスの実務の中心であることは間違いありません。
もう少し細分化すると、デスクトップ調査(フェーズ0.5調査)や法令順守調査、アドバイザリー業務などもありますが、メイン業務は上述のフェーズ 1 環境サイトアセスメント調査(地歴調査)とフェーズ 2 環境サイトアセスメント調査(土壌試料採取・分析調査)です。
これらの2つの調査の違いは、業務内容や評価の精度です。
詳細は以下の記事を参照にしてください。
フェーズ 1 環境サイトアセスメント調査(地歴調査)とフェーズ 2 環境サイトアセスメント調査(土壌試料採取・分析調査)の異なる部分を把握することができます。
上記の記事はどうでしたか?
フェーズ 1 環境サイトアセスメント調査(地歴調査)は土壌汚染の可能性の把握であり、フェーズ2環境サイトアセスメント調査(土壌試料採取・分析調査)が汚染の有無と汚染状況の把握であることを理解できたと思います。
つまり、同じ環境デューデリジェンスという枠組みでも入手・把握できる情報が異なるということです。
そして、重要な点としてどれだけ調査をしても100%の確率で土壌汚染の有無を把握することには技術的、金銭面的な限界があるということです。
さて、ここで質問です。
フェーズ2調査には土壌や地下水の直接的な採取が必要だということは理解できていると思いますが、実際にどのように土壌を採取しているのかをあなたは知っていますか?
一般的に家庭菜園用のスコップで土壌を採取することはありません。
さすがに家庭菜園用のスコップで地面より5mも深い深度の土壌は採取できませんからね。
実は土壌を採取するのに特殊なスコップやボーリング掘削マシンを使用します。
特殊なスコップやボーリング掘削マシンって何?ともしあなたが思っていても心配ありません。
以下の記事を用意しています。
是非、読んで土壌採取のイメージを膨らませてみてください。
記事の内容はいかがでしたか?
土壌試料を採取する方法を理解できましたか?
そして、こんな疑問が生じませんでしたか?
あれ?そもそも工場や倉庫だと地面はコンクリートやアスファルトで舗装されているよ。
どうやってコンクリートやアスファルトの下の土壌を採取するの?
この疑問は、ここまでこの記事を読み進めてこられたあなたなら自然に考える疑問だと思います。
では、そんなあなたにクイズを出します。
(1)から(3)で正解はどれでしょうか?
(1)コンクリートやアスファルトを粉砕する。
(2)コンクリートやアスファルトを溶かす。
(3)コンクリートやアスファルトを切る。
正解は(3)とある意味(1)です。
以下の記事で上述のクイズの正解を整理しているので参照下さい。
解答は、電動式コアカッターやハンマードリルといった特殊な工具を使うということです。
これらの工具の名前をあなたが覚えておけば、環境デューデリジェンスに関する打ち合わせがスムーズになる時があるかもしれませんね。
いや、きっとあります(笑)。
例えば、打合せで環境コンサルタント会社が「試料採取前に電動式コアカッター入れます。あと、このエリアでハンマードリルでコンクリートを穿孔できるか不安です。」と言った際に、あなたの頭の中が電動式コアカッター入れます?ハンマードリルでコンクリートを穿孔?となってしまうと打合せが長引きます。
また、逆も然りです。環境コンサルタントが電動式コアカッターやハンマードリルを知らないと話になりません。
また、話が少しズレたので元に戻します。
フェーズ 1 環境サイトアセスメント調査とフェーズ 2 環境サイトアセスメント調査の流れ
フェーズ 1 環境サイトアセスメント調査(地歴調査)とフェーズ 2 環境サイトアセスメント調査(土壌試料採取・分析調査)の話です。
環境デューデリジェンスに業務の流れがあります。
つまり、各フェーズの流れです。
順番では以下のとおりです。
(1)フェーズ 1 環境サイトアセスメント調査(地歴調査)
(2)フェーズ 2 環境サイトアセスメント調査(土壌試料採取・分析調査)
なぜ、このフェーズの流れの話をするのかというとフェーズ 1 環境サイトアセスメント調査(地歴調査)とフェーズ 2 環境サイトアセスメント調査(土壌試料採取・分析調査)は同じタイミング(同時期)に実施できないからです。
正確に表現すると同じタイミングで実施するとフェーズ2環境サイトアセスメント調査の正確性に欠陥が生じます。
さらにフェーズ2環境サイトアセスメント調査を実施するのにはある程度の準備期間が必要です。
詳細は以下の記事を読んでみて下さい。
記事の内容はわかりやすかったですか?
だんだん、環境デューデリジェンスに関する知識が増えてきて、一段、一段、階段を上っている感じではないですか?
しかし!!もっともっと、この環境デューデリジェンスは奥が深いです。
続きは、以下の記事からどうぞ。
【必読ですよ!】環境デューデリジェンスの実務 – 中級編 –
土壌汚染関連では、多くの参考書が販売されています。
もし、読者の方が購入されるなら自分に合った参考書をちゃんと選んでください。
私は、土壌汚染問題の基礎が分かる本を買いました。
さて、私は小説を寝る前に本としてゆっくり読みたいタイプの人間ですが、勉強で読む本や参考書はスマートフォンやタブレットで通勤中にAmazon Kindleで読み込むタイプです。
以下の本を何回も参考書のように読んでいます。
そして、最近は通勤中や散歩中にAmazon Audibleで本を聞いています。
もちろん、自分の知識になりそうな本です。
今聞いているのは、バリュエーションの教科書:企業価値・M&Aの本質と実務です。
Kindle版の2,500円が無料体験で無料でした。
30日間の無料体験があり、1冊無料なのでお得です。
もしかしたら、あなたが読んでみたい本があるかもしれません。
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試験勉強の隙間の時間に、無料体験を是非、試してみて下さい。
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最後まで読んで頂きありがとうございました!